意識が現実を創る。
去年、縄文またまの村長(ナオリンの父)が7月4日に他界し、7月7日に骨になり葬儀を無事終えました。
父は40年前、20軒分の古材を集めて、この「縄文またま」(旧まだま村)を建てました。
当時父は学習塾を経営しており、突然インドの旅に出かけてしばらく帰ってこない日が続きました。
そして帰ってきたらいきなり母に
「人間の原点は縄文や!縄文竪穴式住居みたいなもん建てるぞ!!」
そういって行動力のある父は全財産を投じてまだま村(現在、縄文またま)プロジェクトを実行しはじめたのです。
こちらの動画で母が縄文またまのいきさつについてお話しているので、ぜひそちらもご覧ください。
父が亡くなってからしばらくして、屋根の一部が崩れはじめました。
この屋根は藁(わら)ではなく、伊勢神宮で使用されている葦(よし)と同じ素材を使っています。
葦は周波数が高い植物としても注目されていて、万博の茅葺きの家でも使われていました。
藁(わら)が数年で朽ちてしまうのと比べ、葦(よし)は長持ちし、縄文またまの根幹部分は40年前
のまままだ維持できています。それくらい長持ちする植物ではありますが、近年その葦を育てる人たちも年々減ってきてお
り、熟練の職人さんたちは80歳をとうに過ぎ、父が当初やったことと同じこを再現するのは莫大な費用がかかり、私がその
費用を捻出できるかといったら、正直自身がありません。
今までカフェで働けど働けど、収益が屋根に消えていくというこのサイクルを繰り返し、さすがにもうこの悪循環のサイクルを
断ち切って新しい循環を生み出す方法を考えていかないといけないなと、思っている矢先、ジョーディスペンザ博士の「意識
が現実を変える」という動画を英語版で見ました。
その時に、はっと自分のマインドセットに気が付きました。
念ずれば花開く。縄文またまのお庭に1万人の人が願いを込めてノミ入れした石碑が建てられてあります。
この言葉をもう一度自分の心の中の軸に落とし込んで、できることからはじめてみよう!
そう思って女ひとりで茅葺き再生に挑みました。
縄文またまの屋根スカート部分はいったいいくら??

Youtubeでお話してるときに、この答えの回答はブログに書いてありますということだったので、
お答えしようと思います。
見積もりしていただいたときに、正直溜息がでました・・・・。
屋根のスカート部分だけでも、まるで新築が1軒建てられるほどの費用です。(1,500円×10000で計算してみてください)
縄文またまの建物は円形になっていて、伊勢神宮で使っている以上の葦が必要なのかもしれません。。。
でも、そこで私は気づいたんです。
「無理だ」と思った瞬間に現実が「無理」になる。
それは父が口を酸っぱくして言っていた
「いつも言葉にしてることが現実になるんや!念じて、念じて、それでも形にならへんのは、念じ方が弱いんとちゃうんかー?」
まさにそう。信じる力が弱い。私はそう感じました。
信じる力が弱いから、磁石が弱い。人を惹きつける磁力がまだまだ弱いことに気づきました。
だから、ひとりでもまずは自分を信じて、やってみる。
そこから失敗するかもしれないけど、信じてやってみることで何かがわかる。
何かがわかると次の行動につなげることができる。
今回藁(わら)でやってみて思ったことは、やっぱり葦(よし)に比べて弱いなーということです。
私の屋根の構想にについて

私の中で、父がやったことと同じように葦(よし)を全部使ってやることはちょっと今は考えていません。
今裸になっている骨組みを見ると、けっこうシンプルな構造です。
竹を組んでそこに葦(ヨシ)積み重ねている。ただ、このやり方だと10000束近く葦(ヨシ)がいります。
滋賀県の葦(ヨシ)を使っているので、10000束運ぶ輸送費や人件費などいれたら上記の費用では全然おさまらなくなるでしょう。
正直今資金がまったくありません・・・。という言葉にしたらダメなのはわかっていますが、この現状からできることをやっていこうという現実的な話です。
藁(わら)を買ってきて穴を埋めていくことでせいいっぱいの現状です。
でも、骨組みをよく観察していると、根幹の部分は竹もまだ40年前のまましっかり固定されています。もちろんだいぶ外れてきてはいますが、
ナオリンの構想
①庭にある竹を使って骨組みをもう一度竹で固定する。
②そこに藁か葦かをまずのせる
③トタンかスレートか、できたら自然の素材のもので軽いものを瓦のように切って重ねていく。
④その上にまた藁か草か、葦をのせていく。
これをすることで、持続可能であり、屋根の雨漏りの心配をする必要がありません。
葦だけだと、メンテナンスを本当に何回もしないといけません。
特にこの場所は湿気が多いので葦の傷みが早いのです。
そんな感じで、できないと思ったらできない。
できると思って、できる可能性のことをまずはやってみることで、次に何をすればいいのか見えてきます。
今回自分でやってみて、けっこうできるかも、と可能性が見えてきました。
私はジョーディスペンザ博士の哲学に深く共感しています。
「意識が現実を創る」「意識の力で未来を変える」
それはスピリチュアルな話ではなく、脳科学として現実的で実践的であると感じています。
不可能を可能にするには、まずは「できる」と信じること。
感謝と行動の波動が現実を動かしていきます。
私は少しづつ藁を積み重ねたり、竹を割ったりしながら、父の想いとこの土地の記憶をひとつひとつ紡いでいこうと思っています。
それはただ屋根を直すことではなく、人と自然、心と身体、過去と未来を結ぶ「祈りの時間」とも思っています。
このプロセスを通して感じているのは、「生きる知恵を取り戻すこと」こそが本当の豊かさだということです。
火をおこし、竹を割って、ごはんを炊いたり、土に触れ、はだしで大地を踏みしめたり、風を感じながら心を鎮める。
そんな原始的でシンプルな行為の中に私たちが忘れてしまった本来の力が眠っています。
だからこそ私はこの場所で「生きる知恵合宿」をはじめます。
炎のゆらぎをみつめながら語り合い、竹で器を作ったり、草を編んでかごを作ったり、
自分の中の創造の力を取り戻す時間です。
屋根の再生は私一人の挑戦ではありません。
それはこの場所に共鳴してくれるみなさんと一緒につくりあげていく
祈りのプロジェクトだとも思っています。
意識が現実を創る。
不可能を可能にする力はきっと誰の中にもあります。
あなたの中の再生物語をここ「縄文またま」で
一緒にはじめませんか?


スケジュールはこちらをご覧ください。
あなたのご参加楽しみにお待ちしています🌸
縄文またま
ナオリン

























