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西日本 唯一の高さを誇る大型竪穴式住居の茅葺き空間

縄文またま の建築は、
日本古来の知恵と職人技、
そして自然素材への敬意によって形づくられています。
建物には、全国各地から集められた
二百年から四百年月を経た古材は
再利用して使われているので深みがあります。
熟練した職人の手により、釘を使わない手法で
柱と柱を組み合わせることで完成しました。
内部空間は、高さ約12メートルの円錐状に立ち上がり、
自然と意識が内側へと向かう構造となっています。
現在の建築基準では、自然素材の葦を用いて
この高さの建物を新たに建てることはできず、
縄文またまは極めて希少な建築空間のひとつといえます。
象徴的な葦葺き屋根には、
琵琶湖周辺に自生する約7,000本以上の葦が使用されています。
この建物が建立した翌年に消防法でこの高さの茅葺き屋根の
建築は建てることができないことになり、西日本で唯一の高さを
誇る大型竪穴式住居風茅葺き空間と言えるでしょう。
この屋根は現在、
本来の美しさと構造を未来へ受け継ぐため、
既存のやり方にこだわらず
自然素材を使って新しい形の再生に取り組んでいます。
光の入り方、土の質感、
空間に生まれる穏やかな音の響き、
周波数の高い葦屋根、
大地からのエネルギーみなぎる土間、
それらのゆらぎが
あなたの内側に浸透し、
静まっていく感覚を自然に導きます。
縄文またまは、過去を再現する建物ではなく、
古代の叡智が今も息づく「生きた空間」です。